9日目 情報【rbr】 ページ10
痛みと寒さが同時に襲って来る9日目。
???「あ…ホンマに女やったんや。」
牢の外からふと，そんなことを言われた。
その声の方を向くと，しんぺい神と同じように顔布を付けた不思議な奴が居た。
rbr「俺はロボロ。尋問しに来た。」
尋問…拷問じゃなくて？
今更しても無駄だと分かっているだろうに。
rbr「んじゃ…あんたの国の弱点は？」
んなの，聞かれても馬鹿正直に答えるはずねーのに。
『…言うと思う？』
rbr「ん〜…。ま，これまで言わんかったんなら可能性は低いわな。」
それでもわざわざ尋問にしたのなら，聞き出せる自信があるってことなのだろう。
rbr「…あんたの国の弱点は凝った作戦が出来へんこと。
賢い奴が居らんのやろ。戦争では告知なしの敵襲か正面突破の2択でかなり力技みたいやけど。」
『！？』
なんで…待て。焦るのはまだ早い。それがバレたからって何だ。それより，どうしてそれを…？まさか―。
『お前，情報系の幹部か。』
rbr「ご名答。」
…やっぱり。
そうでないと，ここまでの情報は集められない。
rbr「…ノドカ。役職は幹部長。国王の右手と言われるほど優秀で，政治の大抵を任されている。ノドカが幹部長になってからは，あんたの国は前より平和になったとか―。」
そこまでバレているのか。…嫌，待て。
後半は国民でなければ分からない。我々国からのスパイが来たことはない。国王は我々国を嫌っているから，入る事すら不可能。じゃあ―。
『…彼奴等，情報吐いたんだ。』
rbr「理解が早くて助かるわ。」
…ま，しょうがないか。彼奴等は元々拷問慣れしてない。
鞭打ちでも苦しいだろう。
rbr「あんたも…知ってる情報全部吐いてほしいんやけど。」
私が全て話すと国はもう終わりだ。うちの国にも性格がいい奴は居る。其奴等の平和を守らないと…幹部長失格だ。
『言わない。』
rbr「なんで…そこまで吐かんのや。お前の命が無くなってもええんか？」
ロボロが聞いてくる。そんなの…幹部長，一人の国民として当たり前じゃないか。
『それで…うちの国が平和でいられるのなら。』
rbr「…その言葉，いつまで続くか楽しみや。」
ロボロはそんなことを言って牢から出る。…え，これだけ？今日は随分ヤサシーな。
rbr「あ…明日，キツイと思うけど頑張れよ。笑」
ロボロがそう言って，笑いながら帰っていった。
…何がかは分からない。でも，身の危険を感じた。
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とれにあ(プロフ) - 匿名ｯさん» 待たせてしまって申し訳ないです。今絶賛制作中なので気長に待ってくださいませ🙇♀ (4月22日 18時) (
レス) id: 0de92a5b6d (このIDを非表示/違反報告)
匿名ｯ - あ〜続きがすんごい気になってテカりそう.....(???)無理しないように更新頑張ってくださいませ!! (4月21日 20時) (レス) @page29 id: ed47510f53 (このIDを非表示/違反報告)
とれにあ(プロフ) - どっかのだれかさん» そんなこと言ってくださるなんて…嬉しすぎます！更新頑張ります💪 (3月31日 10時) (レス) id: 0de92a5b6d (このIDを非表示/違反報告)
どっかのだれか - 神作品みっけ…✨拷問してるときの表現がとてもわかりやすくて想像しやすいからめちゃ面白いです！無理なさらず自分のペースでいいので更新まってまふ…( ˊ̱˂˃ˋ̱ ) (3月30日 21時) (レス) @page25 id: 3f3fe52288 (このIDを非表示/違反報告)
とれにあ(プロフ) - 燈矢さん» grさん可愛いですよね！ありがとうございます✨ (3月7日 17時) (レス) id: 0de92a5b6d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：とれにあ | 作成日時：2024年2月2日 19時
