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先程言っていたルールだと…初めの質問がかなり重要になってくるな。慎重にいかないと。
『それは，我々国に関するものか？』
cin「まぁ…YES。」
「まぁ…」と言うことは，そこまで重要なものではない。幹部に関するものだろうか。それとも…嫌，ここで確定させておいたほうが得手だな。
『それは，我々国の幹部に関するものか？』
cin「YES。」
いつ嘘をつかれるか可笑しくないのが厄介だ。何が“嘘”か見極めないと。
『それは…お前，チーノの秘密か？』
cin「…ノ，NO…。」
…あからさまな動揺。これはブラフだな。ここまで動揺するような奴でも，質問でもない。
考えろ，考えろ…。此奴が秘密を知っていそうな奴。
『それは…コネシマに関するものか？』
cin「…NO。」
っ！…“嘘”，だな。
此奴は今右上を見た。これは心理学で言う“嘘”のサイン。コネシマの秘密と見て間違いないだろう。
『それは，女性に関するものか？』
cin「YES…。」
鼻を摘む。動揺のサイン。…もう決定だろう。
我々国の幹部に関するもので，チーノのものでなくて，コネシマのもので，女性に関するもの。
『その秘密は…コネシマが女性嫌いなことか？』
cin「その答えで…いいんですね？」
怪しげに笑うチーノ。…どうせブラフだ。私は私の答えを曲げる気はない。私は「あぁ」と軽く返事する。
cin「そですか。
…ざーんねん。はっずれー！」
…え？
だって，だって…。何処で間違えた。何処でしくじった。私が，私が―。
cin「秘密を言う義理もないですが…ここだけ見せておきましょう。」
私が困惑している中。チーノがチラリと見せてきた紙の一部。そこには「大先生は…」と乱雑な字で書かれてあった。
そこではっきりと分かった。この“ゲーム”…私の完敗だ。
cin「…幹部長と言えど所詮こんなもんか。結局―。」
チーノは自らの頭を人差し指でトントンと叩く。
cin「…“ここ”が足りてへんな。」
その瞬間。私はチーノに殴りかかろうとした。…が，そのとき。私の頭には一人の人物が浮かんだ。
― ut「…負けを認めれん奴は醜い弱者やぞ？」 ―
出そうとした手を引っ込める。…そうか。これが“負ける”ということか。
cin「ま，想像以下でしたがいい暇つぶしにはなりました。…拷問はまた明日。楽しみにしててください！」
そう，笑顔で“勝者”は去っていった。…本当，私は―。
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とれにあ(プロフ) - 匿名ｯさん» 待たせてしまって申し訳ないです。今絶賛制作中なので気長に待ってくださいませ🙇♀ (4月22日 18時) (
レス) id: 0de92a5b6d (このIDを非表示/違反報告)
匿名ｯ - あ〜続きがすんごい気になってテカりそう.....(???)無理しないように更新頑張ってくださいませ!! (4月21日 20時) (レス) @page29 id: ed47510f53 (このIDを非表示/違反報告)
とれにあ(プロフ) - どっかのだれかさん» そんなこと言ってくださるなんて…嬉しすぎます！更新頑張ります💪 (3月31日 10時) (レス) id: 0de92a5b6d (このIDを非表示/違反報告)
どっかのだれか - 神作品みっけ…✨拷問してるときの表現がとてもわかりやすくて想像しやすいからめちゃ面白いです！無理なさらず自分のペースでいいので更新まってまふ…( ˊ̱˂˃ˋ̱ ) (3月30日 21時) (レス) @page25 id: 3f3fe52288 (このIDを非表示/違反報告)
とれにあ(プロフ) - 燈矢さん» grさん可愛いですよね！ありがとうございます✨ (3月7日 17時) (レス) id: 0de92a5b6d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：とれにあ | 作成日時：2024年2月2日 19時
