13日目 電流【sho】 ページ17
ほんのり暖かい13日目。
だが，昨日の鬱が言っていたことが頭から離れない。
またコネシマみたいなキチガイが来るのか…。
???「〜♪」
鼻歌が聞こえてきた。それはそれは何かを楽しみに待っているような―。
sho「…あ，居った。俺はシャオロン。よろしく〜。」
私の前に現れた男は少し中性的な見た目をしていた。綺麗な丸い瞳。今の私とは対極的なサラサラの髪。
sho「今日はちょーっと痛いことやらしてもらうけん…覚悟，しとけよ？」
…覚悟なんてとっくの前に出来ている。今更何をやられようが，私が情報を吐くことなんてない。
sho「…コレ。何に使うか分かるか？」
『っ！』
シャオロンが牢の外から持ってきたのは…電気椅子。うちの国でもよく処刑とかに使われていたものだ。
sho「ある程度察しはついた思うけど…此処，座ってくれるか？ま，情報吐くなら話は別やけど。」
…電気椅子は流石の私でも耐性が無い。信じられないほどの痛みが全身を襲い，恐らく1分も保たないだろう。
情報を吐く？でも，そんなことしたらうちの国は―。
sho「…で，どうするん？」
シャオロンがまっすぐ私を見つめる。その綺麗な瞳の奥には，何処か不気味さが感じられた。
『…吐かない。』
sho「じゃあ…此処，座れ。」
私は一歩踏み出す。その足は少しだが震えている。
シャオロンはそれに気がついたのか性悪な笑みを浮かべた。
電気椅子に座る。そして，シャオロンに諸々つけられる。私の心は恐怖でいっぱいだった。
sho「…はいドーン。」
『っ！？…あ゛ぁ゙ぁ゙！！！！！』
シャオロンが雑にレバーを引く。すると，私の体には信じれないほどの痛み，電気が流れた。それはもう痛い，なんて言葉では表せない。
sho「…国王の弱点は？」
『っ…い゙わないっ…！』
シャオロンは「ざーんねん」と言い，別のレバーを引く。すると，更に電流が強くなったのが分かった。
sho「おーい，生きとるかー？」
1分経った頃。シャオロンがレバーを上げ，電流を止めた。しかし，私の体はズタボロ。立ち上がることすら不可能になっていた。
sho「…。」
その中，シャオロンがまたじっと私を見つめてくる。
最初は綺麗に見えた瞳も，今では恐ろしく感じる。
sho「こんなんなるなんて…可哀想になぁ？ww」
シャオロンはそれだけを言い，笑いながら帰っていった。
私の心に残ったのは…恐怖。ただそれだけだった。
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とれにあ(プロフ) - 匿名ｯさん» 待たせてしまって申し訳ないです。今絶賛制作中なので気長に待ってくださいませ🙇♀ (4月22日 18時) (
レス) id: 0de92a5b6d (このIDを非表示/違反報告)
匿名ｯ - あ〜続きがすんごい気になってテカりそう.....(???)無理しないように更新頑張ってくださいませ!! (4月21日 20時) (レス) @page29 id: ed47510f53 (このIDを非表示/違反報告)
とれにあ(プロフ) - どっかのだれかさん» そんなこと言ってくださるなんて…嬉しすぎます！更新頑張ります💪 (3月31日 10時) (レス) id: 0de92a5b6d (このIDを非表示/違反報告)
どっかのだれか - 神作品みっけ…✨拷問してるときの表現がとてもわかりやすくて想像しやすいからめちゃ面白いです！無理なさらず自分のペースでいいので更新まってまふ…( ˊ̱˂˃ˋ̱ ) (3月30日 21時) (レス) @page25 id: 3f3fe52288 (このIDを非表示/違反報告)
とれにあ(プロフ) - 燈矢さん» grさん可愛いですよね！ありがとうございます✨ (3月7日 17時) (レス) id: 0de92a5b6d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：とれにあ | 作成日時：2024年2月2日 19時
