11日目 一対一【tn】 ページ13
you 視点
…あーあ。やっちまった。
流石にやり返すのはマズかったと反省している。
???「ふわぁ…。」
牢の外から聞こえてきたのはなんとも間抜けな一つのあくび。幹部なら体調管理程度，完璧にしておいてほしいものだ。
tn「あぁ…どうも。トントンって言います。」
そして現れたのはこれまた大柄な男。…此奴は見覚えがある。書記長だったはずだが…何処で会ったんだ？
『あんた見覚えあるんだけど…何処かで会ったことある？』
tn「…まぁ。記憶力いーんすね。」
ま，これでも一応幹部長だし…。
『んで，何処？』
私は再び此奴に問う。
すると，トントンは少し迷いつつもに口を開く。
tn「ホンマちょっとだけっすよ。a国で開かれた幹部議会。全国から優秀な幹部が呼ばれて話し合うアレ。あんたも居ったやろ？」
あぁ，それだ。
断るつもりだったが，国王から「出て損はない」と言われたため仕方なく…。
『それに呼ばれるなんて，よっぽど優秀なんだな。』
tn「あんたもやろがい…って，こんな雑談しに来たんちゃうねん。」
…皆そう言うが，雑談には付き合ってくれるんだよな。そーゆーところからも優しさが汲み取れる。
tn「あ，そうそう。今日は拷問やなくてな…
…俺と，一対一で勝負しません？」
『…は？』
一対一で，勝負…？
何でそんなこと。そもそも総統に許可は取っているのか？一方的にやれば自分は傷つかずに済むのに。
『…なんで？』
tn「グルさんに頼まれて。“彼奴の実力を確かめてこい！”…って。」
総統もやっぱ狂ってるな。…ってか，此奴は総統を渾名で呼ぶのか？うちの国だったら処刑もんだぞ。
tn「んで…やる？やらんかったら一方的にさしてもらうけど。」
…正直面倒臭い。でも，一方的にやられるくらいなら―。
『…その話，のった。』
tn「…そうこなきゃな。」
トントンがニヤリと笑う。
『てか…此処ですんの？えらい狭いけど。』
逃げ回る事もできないほど狭い部屋で一対一でやったら，怪我どころじゃ済まない。
tn「あぁ，グルさんに場所は取ってもらっとる。…多分幹部全員見に来るで。」
…は？
(tnさん編もう2話続きます。)
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とれにあ(プロフ) - 匿名ｯさん» 待たせてしまって申し訳ないです。今絶賛制作中なので気長に待ってくださいませ🙇♀ (4月22日 18時) (
レス) id: 0de92a5b6d (このIDを非表示/違反報告)
匿名ｯ - あ〜続きがすんごい気になってテカりそう.....(???)無理しないように更新頑張ってくださいませ!! (4月21日 20時) (レス) @page29 id: ed47510f53 (このIDを非表示/違反報告)
とれにあ(プロフ) - どっかのだれかさん» そんなこと言ってくださるなんて…嬉しすぎます！更新頑張ります💪 (3月31日 10時) (レス) id: 0de92a5b6d (このIDを非表示/違反報告)
どっかのだれか - 神作品みっけ…✨拷問してるときの表現がとてもわかりやすくて想像しやすいからめちゃ面白いです！無理なさらず自分のペースでいいので更新まってまふ…( ˊ̱˂˃ˋ̱ ) (3月30日 21時) (レス) @page25 id: 3f3fe52288 (このIDを非表示/違反報告)
とれにあ(プロフ) - 燈矢さん» grさん可愛いですよね！ありがとうございます✨ (3月7日 17時) (レス) id: 0de92a5b6d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：とれにあ | 作成日時：2024年2月2日 19時
