31･秘密の場所 ページ32
A side
連れてこられたのは人気のない廊下にある化学室の前
『あの…本当にここなんですか？』
em｢えぇ。とりあえず入りましょうか｣
と窓をひとつ開ける
『？？？』
ドアには鍵がかかっているのにどうやって入るんだろうと思った矢先
エーミールさんは窓をひとつ開け
em｢ここの窓、鍵が壊れているらしくここだけはいつも開いてるんです｣
と笑い、みんなそれぞれ足をかけていく
『え、えぇ！？』
zm｢なんやA登れんのんか？｣
kn｢手貸すで｣
『いや…登れる登れないじゃなくて
そんなことしていいのかなぁ…って…』
私のこの言葉に皆はキョトンとしていた
sha｢A〜
俺たち自分で言うのもなんやけど不良やで？今更やろ｣
em｢私達、やんちゃなことが好きなので｣
とエーミールさんは手を差し出す
私は咄嗟に手を取り、化学室に入ってしまった
｢これで共犯ですね｣と少し悪そうに笑うエーミールさんを見て
本当にゾムくんたちと同じ匂いがするなと
不覚にそう思ってしまった
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『綺麗…』
案内されたのは化学室の中にある準備室の外
花も多く咲いていて机と椅子がその中心に置かれてあった
『こんなところ初めて来ました』
em｢ここは普通の外からだと立ち入り禁止で入れないところになっているんです
先生方がいる職員室からも遠いので見つかる心配もありません｣
『…』
笑顔で言うエーミールさんに恐怖すら感じてしまう
em｢お茶会しましょう｣
と言う言葉から皆それぞれに過ごしていた
エーミールさんの入れる紅茶はとっても美味しかった
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あれから学校がある日は毎日5人で勉強をしていた
特に集まる約束などはしていなかったが無意識にみんな図書室で集合をしていた
最初は唸っていたゾムくんとシャオロンくんも少しづつ取り組む姿勢が見えてきて嬉しかった
そして中間テストは終わり、順位が廊下に張り出された
『(前の学校ではこんな見せしめなかったのに…)』
憂鬱だ…と思いながらも同じクラスのゾムくんとシャオロンくんとそこへ向かう
zm｢もう俺はあんなに勉強せんぞ…｣
sha｢あんなにやったん初めてやぁ…｣
『じゃあ今までで1番いい結果かもね』
と宥めていたら着いたので自分の名前を探し始めた
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ぬぬ - つづきはやくよみたーい！この小説すきです！ (2月4日 21時) (
レス) id: 804a1b86af (このIDを非表示/違反報告)
麗(プロフ) - えもうすきずぎます！ごはん。さんは天才です (1月23日 23時) (レス) id: 804a1b86af (このIDを非表示/違反報告)
ごはん。(プロフ) - イチゴさん» ありがとうございます！これからもぼちぼち自分のタイミングで出していきますがおもしろくしたいと思っているので頑張ります♫ (1月20日 11時) (レス) id: d975296461 (このIDを非表示/違反報告)
イチゴ - コメント失礼します！めっちゃおもしろかったです♪体調に気を付けて頑張ってください！！応援してます！！ (1月17日 22時) (レス) @page26 id: df6b50726d (このIDを非表示/違反報告)
ごはん。(プロフ) - 明太子なげっとさん» ありがとうございます…！バイトにめっちゃ行ってるので更新まちまちですが長編にしたいと思ってるので末永くよろしくしたいです (1月4日 21時) (レス) @page19 id: d975296461 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ごはん。 | 作成日時：2023年12月25日 0時
