【d!】心まで、透明化してよ (ページ18)

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18話ページ18

数日後

zm「腹減ったー」

sha「お前よう食うよな」
rbr「せや」
gr「私の甘味でも食うか？」
zm「グルッペンのは甘すぎるねん、甘党」
gr「うう」

sha「てかさ最近、《透明人間》多ない？」

zm「え！それな、」

話によればシャオロンも透明人間の
悪戯に付き合わされているらしい

廊下で寝てたら、部屋にいたり
お腹空いたって言ったらドアノブに
かけて合ったり

母親気取りの透明人間

zm「…ロボロちゃうん？んなことするのって」
rbr「はぁ？俺なわけないやろ？何でしなきゃあかんねん」

rbr「俺やったら、金とるで」
sha「せやなぁ、ホビットは体だけじゃなくて心も小さいもんなぁ」
rbr「はぁ？！」

gr「…」
rbr「…」

zm「でも、助かるねんなふつーに」
zm「だれやろぉ…トントン？」

sha「案外、ショッピくんだったりして笑」

透明人間の話題はそこらへんで終わった
特に気にしてなかった。それに

Aの可能性を、否定したくなかったから
話を広げたくなかった

rbr「…」

───
夜

zm「…」

「…」

zm「…」

原則2人という煩わしいルールのせいで
こいつと夜に2人きりとかふざけんな

無能は、助手席で窓の外を眺めていた
ガラス越しに映るつまらなさそうな
顔に余計に腹が立つ

無理なスピンをして、助手席に
衝撃を与えたが無能は何も反応をしなかった

つまらん、なんで

zm「…」

zm「無能なんて、死んでまえばええ」
zm「俺らに邪魔や」

「…そうですね」

zm「ｯ……」

腹が立つ。なんで、

いつの間にか、目的地の施設について
あっという間に目的のデータを回収していた

《かなり大胆な行動》をとったが
バレなかった。相当施設の奴らの
頭が終わってるんやな

何故か疲労の無能を無理やり乗せて
帰路に着く。お前は何もしてないのに
なんで疲れてるんや

zm「何もしてへんのに、疲れてるのキモいわ」
「…そうですね」

zm「お前も、施設のやつら共々死ねばよかったんに」

腹が立ち無能の腕にナイフをさせば
痛みで悶えるBGMが車内に響いた

いい気味だ。俺を傷つけたんやから

…

「…」

zm「…お前のところに、透明人間は来とるん」
「…さぁ、透明人間も人を選びますからね…」
zm「はっ、そいつにも見捨てられてるんや」

zm「カワイソ」

「…」

ゾム様が、派手な行動をとるから
監視カメラを壊したり邪魔な護衛を
殺したのに、

…この仕打ちは、…